ハイエーススライドフロア自作!予算4万で耐荷重、機能性抜群

素人でもできる!スライドフロア自作方法を詳しく解説

標準タイプのハイエース、荷台の奥行きが約2メートル近くあると荷物の出し入れが大変です。特にベッドキットなどを装備しているとベッドの下に潜り込んで道具を取り出すだけでもかなり体力使っちゃいますね

市販品で良いものもありますがお値段も高額です。

構造は単純なものなので少し手間はかかりますが自分で作ると市販品の1/6くらいの予算で作れますよ。

この記事では画像を交えて材料から製作工程まで詳しく紹介してます。難しい作業はしてませんし、材料もネットやホームセンターで揃えれるものを使用してますのでハードルは高くないと思います。あとは気合だけ笑

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スライドレールで可動式フロアに挑戦!

スライドレールを使い可動式フロアをハイエースに設置

タンスの引き出しなどで使われてるようなスライドレールのデカイやつ。それを使用して荷台にスライドフロアを作っていきます。

肝心の耐荷重ですがこれは使用するレールによって変わりますし、レール自体の耐荷重があっても上に使うフロア台座などの耐荷重が充分でないと性能を発揮できない結果にもなります。

この記事で紹介してる方法なら一般で使用する程度の重量なら充分対応できる性能となってます。

約100キロまでは実証済み

そして意外と盲点なのはサビに強くなくてはいけないって事

僕は釣りで使うので海水に強くないといけませんし、雨などでも数年使うとそれなりにサビも出てくると思われます。

よく紹介されてるのは家具用のスチール材を使用して作ったものですが、あれはサビが出ます。海水などは瞬殺かと笑

この記事ではそれも踏まえてサビに強い材料のみで構成してます

せっかく作ったものですから長く使いたいですもんね。

記事の最後に動画を用意してます。とても分かりやすく編集してますので合わせてご覧ください。てかそっちのが良いと思います

スライドフロア使用材料

ハイエーススライドフロア自作材料

まずは材料ですがここで紹介してるサイズは少し短く作ってます。奥に横から取り出す荷物を置きたかったので奥行きいっぱいまでのフロアを作りたい方は上記画像の黄色丸③~④、そして天板の長さを好みに調整してください。スライドレールは1200を使用しましたがこの長さでも問題なく使用できてます。下記リンクのものを使用しまたが1500まで同じ耐荷重みたいですね。ちなみにスライドレールを長くしても立ち上がり部分のネジ穴位置は変わりませんので黄色丸①~②の部品の長さは変わりません。

スライドレール

まずはメインのスライドレールですがこれはかなり時間をかけて選びました。一番高い商品なので失敗したくない。下記リンクのものは超重量タイプで1本では耐荷重100キロ、2本ペアで150キロというものです。

素材は鋼ですが防錆加工が施されてる様です。他メーカーの超重量タイプでは防錆についての記載がなかったのでこの商品にしました。

スライドフロア構造用のアルミ材

スライドフロアの使用アルミ材

錆に強く加工も楽なアルミを使用しました。これはネットで買うと長い商品なので送料がかなりかかるためホームセンターで購入して好みの長さにカットしてもらいましょう

まずは立ち上がり用のステンレス製L字ステー(200×50)これはベッドキットの固定金具に取り付けて①のアングルと固定するために使いますが、ネジ穴が楕円形で調整が効くものを選んでください

①L字アングル(40×1300)ハイエースのフロアがデコボコしてるのでスライドレールの下に敷くための台座として使用しました。(50mmのものがあればそちらを購入してください50×1300)

②平アングル(50×1400)台座の①L字アングルとスライドレールを固定するために使用しますが、これ実は①のL字アングルが本来確保しなければいけない高さ50mmのものがなかったので40mmのものを使用してますが、その高さを確保するために買ったものです。①のL字アングルが50mmであればこの部品は必要ありません。

③L字アングル(30×30×1400)スライドレールと天板を固定するために使います

④角材(20×20×1400)③のL字アングルと天板の間の高さ調整に使います

上記のアルミ材をカットしてもらう際に余ったものを天板の補強用部品のために1000でカットしてもらいます

(4000mmを1300を2本と1000を1本って具合です)

⑤平アングル(50×1000)

⑥L字アングル(40×1000)

⑦平アングル(50×1000)

⑧L字アングル(30×1000)

以上が土台部分に使う材料です

天板部分に使用する材料

構造用合板9mm厚(1400×1050)

これでも充分の強度はありますが12mm厚でもよかったかな?なんて思ってます。まあ今のところ問題なく使えてますし、3mm厚くなると加工も少し手間がかかりますから9mmで良いと思います。幅の1050は固定で奥行きの1400は好みで長さを調整してください

枠用のL字アングル(30×1050)

枠用の平アングル(30×1400長さは好みで)

防水シート

これはブルーシートの色違いみたいなのを購入しました

青いとちょっとカッコ悪いからw

他ボルト類は行程の部分で順を追って解説してます

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スライドフロアの製作工程を詳しく解説

スライドフロアを自作する

文章では伝わりにくい部分が多数あるので詳しい作業工程は記事の最後に貼ってます動画をご覧ください

動画の補足的な意味合いで記事をご覧いただくとわかりやすいかと思います。

土台のレール部分を組み立てる

それではまずはアルミ材を加工していきましょう

アルミ程度の金属類の穴あけは普通にドリルで大丈夫ですが滑って穴の位置がずれるので滑らないよう先に少しくぼみをつけてやります。太いドリル刃を開けたい位置に当ててハンマーで軽くトントンしましょう

アルミ材に穴を開けるために目打ちする

穴あけ加工するときは下に角材などを2本置くと良いですよ

アルミに穴を開ける時は下に角材が便利

スライドレールにも穴を開けます。ベッドキットの固定金具部分に取り付けたL字ステーの位置に合わせて開けます。レールの中央部分に開けないとネジを取り付けた際にスライド部分と干渉してレールが出なくなるのでレールの幅に対して中央になるように開けます

スライドレールに穴を開ける

立ち上がりのステンレス製L字ステーに①のL字アングル→②の平アングル→スライドレールの順で取り付けます。このネジ穴を先ほどの行程で開けていたわけです

M6×20のトラスボルトを使い、ナット側にスプリングワッシャーを入れて緩まないようにしてます。

タイヤハウス部分はネジが当たるかもしれません。ここだけ15mmのトラスボルトを使用しました

スライドフロアをL字アングルで取り付ける

先ほど立ち上げたレールの内側部分に③のL字アングルをM6×10のトラスボルトで取り付けます

スライドレールにL字アングル取り付け

③のL字アングルの上に④の調整用角材を載せます

ここからは天板取り付け時に一緒に固定するので今はまだ載せるだけです

L字アングルの上に調整用の角材を乗せる

先ほどの角材の上にアルミ材を載せました

これもまだ固定はしません。

奥と手前にL字アングル⑥と⑧

間に⑤と⑦を載せてます

この後製作する天板から下のL字アングルまで一気にボルトを通すのであらかじめ穴を開けてます

スライドフロア土台が完成

天板の製作

スライドフロアの天板

構造用合板の9mm厚を1050×1400でカットして防水シートでくるみました

シートは裏側をタッカーで固定してます

これもあまり家庭では持ってないようなものですが1000円程度のものなので購入しましょう

 

枠はアルミアングルを使って作りましたがこれは無くても問題ないです。見栄えが良いので作って良かったとは思いますが・・

作るなら木ネジではなくトラスボルトで固定しましょう。これは汚れたら取り換えができるようにするためです。

使ったボルトはM4×10とM4×20

奥側のボルトがレールに当たる可能性があるのでワッシャなどを間にかませてネジ先が出ないようにすると解消されます

そして最後はこの天板をレールに載せてボルト止めします

天板→アルミ材→角材→L字アングルまとめてM6×80のトラスボルトで止めてます

スライドレールに天板を止めて完成

自作スライドフロア完成!!

スライドフロアに道具を載せてみました

道具を載せてみました

短めに作ったのですがこれだけ載れば充分だと思います

ちなみに短めに作った理由はリアシートすぐ後ろのここの部分にシューズケースがちょうど置けたからです。これも込みで作るなら最大寸(1870?)で製作すると良いでしょう

リアシートの後ろに物を置きたい

まとめ

夢のスライドフロア完成です

いかがでしょうか?

夢のスライドフロアが安価で完成しました

問題の強度も普通に使う程度ならまったく支障ないと思ってます

市販品は奥行きが1870となってますがこの方法で長さを変えれば同じサイズが作れます。そして幅は市販品が1020ですがここで紹介した方法は1050で30mm勝ってますw

レールの上に台を作る方法なので幅が大きく取れたのですね。高さも大きめの30リットルクーラーが置けたので釣りに使うなら問題ないかと思います。

難しい工程はなく、材料も比較的手に入りやすいのでン十万円が数万円で済むのならと思って頑張って自作してみてください。一つずつ仮合わせを繰り返し、丁寧に進めていくと必ず良いものができるはずです。

ブログ記事では伝えきれないので是非動画をご覧ください

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