ハイエース6型自作キットでワイパーレス!制作方法を解説

今回は車の記事になります。

釣りで車中泊を快適にしたいって思いで購入したハイエース

改造もしたいが支払いもあるのでできるだけお金かからないよう、ある程度は自分たちで頑張ってますよ

動画も作りました。そっちのが伝わりやすいかと思いますのでブログと合わせてご覧ください

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ハイエース6型ワイパーレス化

ハイエースワイパーレス化

ハイエースの6型ってルームミラーがモニターになってますので、リアガラス越しに後方を見る事がないのです。なのでワイパーなども使う必要がないため、ほこりが溜まったり、洗車機に入れても干渉しないようリアのワイパーを取り外しました。取り外した後にできる穴を埋めるパーツも自作しました。

面倒ですが理想の出来になりましたので報告させていただきま~す

ちなみに後方のワイパーは取り外しても問題なく車検に通ります。一応は2022年現在と書いておきましょうか。規制が変わることもあるので外したパーツは保管しておきましょう

 

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ワイパーレスパーツを自作する!

ワイパーレス化パーツの自作

通販サイトなどでパーツを探すのですが理想のものがない。上から貼り付けるタイプは見た目が良くないし、ステンレスタイプも高額だしで良いものが見当たらなかったので自分で作ることにしました。理論上は問題なく使えますがあくまで自作パーツなので参考にされる方は自己責任でお願いします

難しそうに見えますが根気さえあれば製作自体は簡単な作業ですよ

市販パーツを使用する方はワイパーの取り外し行程だけでもご覧になってください

パーツ自作行程は記事の後半で紹介します

ハイエース6型のリアワイパーを取り外す

それでは画像を見ながら順を追って解説していきましょう

①カバーを立ち上げる

リアワイパー取付ボルト部分

まずはカバーを開けます。このカバー引っ張れば画像のように立ち上がるのですが、初めてだとかなり固いです。壊れる?ってちょっと不安になるくらいですが2か所の爪で止まっているだけなので頑張って引っ張りましょう。ゴム手袋があると力が入りやすくて良いですよ。例えば下からマイナスドライバーでテコの原理で持ち上げるなども良い方法です

カバーを開けたら見えているネジを10mmレンチで取り外しましょう

②ワイパーを引き抜く

ハイエースリアワイパー取り外し

これも固い!かなり固いですが頑張って引っ張り抜きましょう。これもネジなどで固定されてるわけではなく、ただ刺さってるだけです。根元を持って根気よく引っ張ってみましょう

③ゴムパッキンを外す

リアワイパーのゴムパッキン取り外し

画像のように凹で止まっているだけなのでこれも引っ張って外します。これはそこまで固くはなかったですよ

④パネルを外す

リアワイパー内側パネルの取り外し

内側のパネルです。内張り外しがあると楽に外せますがヘラのようなものを隙間に差し込んでテコの原理で外しても良いです。基本これも引っ張れば外れます。

下画像黄色丸白いクリップが見えますね。これが5箇所で止まっているだけです

内側パネルの固定パーツ

⑤モーター部分のカバーを外しましょう

ハイエースリアワイパー内側モーター部分

赤丸が3か所、これは10mmレンチで取り外しますが一番左のボルトはかなり奥にあるのでレンチの先が長いやつが必要になります。

そして黄色丸印は配線の固定部分とカプラーです

これも基本引っ張ると取れるのですが割と固く、コード部分なだけに強く引っ張ると断線などの心配もありますよね。

内側から爪をペンチなどで挟んでやると簡単に取り外せます

モーター部分ソケット取り外し

⑥モーターを取り外しましょう

モーターカバーの取り外し

カバーについてるネジを全て外すとモーター部分が外れます

特に難しい作業ではありません。取り外したネジはモーターに付けなおして一緒に保管しておきましょう

これでカバーだけになりました。このカバーは後でもとに戻します

モーターのカバーだけになりました

ワイパー後の穴を埋めるパーツ製作工程

ハイエースワイパーレス化キット

ではこのパーツの制作作業を解説します

工具は家にあるものを使いましたが多分皆さんあまり持ってないものもあるので同時にリンクも貼っておきます

割と安価なものばかりなので全部揃えても金額はそんなにかからないとは思います

2mm圧のアクリル板

加工しやすいように2mm圧を使いました。ガラス面とツライチまで持っていくなら3mm圧でも良いように思いますがその分加工は少し手間がかかります

 

アクリルカッター

カッターナイフでは切るのが大変なのでアクリル用のカッターを使います。この道具は切るというよりは傷をつけて割りやすくするイメージです。ある程度まで掘ったらアクリル板をパキっと折ってカットします

コンパスカッター

これもアクリル板を切るのではなく貼ってある紙を切ってガイドにするのです。多分この方法のが仕上がりがきれいになると思います。具体的な使用イメージは動画を見ていただいた方が良いかと思います。

 

後はヤスリ、ペンチ、屋外用の耐熱両面テープ、念のための防水加工でバスコーク

①まずは紙を丸くカット

アクリル板にコンパスで丸くカットします

アクリル板には必ず紙が付いてきます。それをコンパスカッターで丸くカットします。この工程は後程丸く削るためのガイドとなります。

このカッターでアクリル板は切れません。紙だけを切ってください。

直径40mmと34.5mm2つ作りましょう。ちなみにコンパスの広げるサイズは半径の長さですよ。

紙はそのままつけておきましょうね。

②アクリル板をカット

アクリル板をざっくりとカット

紙をカットしたら周りをザックリとカットしていきましょう

カッターナイフである程度刃を入れてからアクリルカッターで削っていきます

ナイフの刃に沿ってアクリルカッターの下角で溝を作っていくイメージです。一度に深く刃を入れるのではなく、何度も何度も繰り返し少しずつ削っていきます

半分くらいの深さまで削れたらパキっと手で折ると簡単にカットできます

アクリルカッターで削る

ペンチなどがあると小さい板でも簡単に折ることができますよ

ペンチでアクリル板を折る

こうして円形の周りの余分な個所をカットしていきましょう

③アクリル板を丸く削る

アクリル板を丸く削る

ヤスリで丸く削っていきましょう。この時に先ほど丸くカットした紙がガイドになります。紙からアクリル板が見えなくなるまで丁寧にヤスリがけをしていきましょう

4mmの方は内側になるのできれいに作らなくても見えない部分なのでオッケーです

3.45mmはキレイにしたいのでその練習程度で良いでしょう

小さい方は車体にピッタリはまるよう、実際に合わせながら形を整えていきましょう。

多少形が崩れても実際の見た目はそんなにわかりませんよ

④2枚を貼り合わせる

2枚のアクリル板を合わす

4mmの内側に3.45mmを両面テープでくっつけます

両面テープは4mmの方に全面に貼り付けてください。はみ出た部分は車のガラス部分に貼り付ける際ののりしろになります。

この時傷のない綺麗な方を外側に選びましょうね

⑤車体に貼り付ける

ワイパーレスキットを内側から貼り付ける

4mmの方のはみ出た部分にさきほどの両面テープが残ってますよね

車体の内側から貼り付けましょう

すると表から見ると違和感なく隠れます

ワイパーレスキット貼り付け

このままでも多分大丈夫とは思いますが、念のためここから浸水しないようにバスコークで周りをかためました

ワイパーレスキット防水

狭い部分がありすこしやりにくいですが最後は指でならしながら、不要な部分は固まる前にティッシュで拭き取るとキレイに仕上がります

内側防水パーツ

⑥パネルを戻して完成

ワイパーレスキット防水完成

後は元通りにモーターが入っていたカバー、モーター以外の配線それとパネルを戻して完成です

少し遠くから見るとほとんど見えない状態に仕上がりました

上から貼り付けるタイプだと思った以上に目立つので、この方法だとガラスの一部にも見えますよね。

少しくぼんでますのでそれが気になる方は間の両面テープを1枚増やすなどで厚みを増すと良いと思います

あっ、両面テープは屋外用の強力タイプを使ってくださいね。あれ自体割と厚みがあるのでそれで調整できるでしょう

ハイエースリアワイパーレス

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まとめ

いかがでしょう

思い通りの仕上がりを目指すならやはり自作が一番だと思います

ただ今回のパーツは専用の工具がいくつか必要となります

自分は他で使うので持っていたためコストも材料費のみで済みましたが、コンパスとアクリルカッターは必須ですのでこの2つで1000円近くなると思います。そして両面テープやバスコークだってそれなりの値段ですから専用パーツを購入した方が良いのかもしれませんねw

まあこういうの好きだって方は是非参考にしてみてくださーい

そして動画の方がわかりやすいですw

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