旬のマダコを簡単燻製
初夏~波止や船ではタコが人気のターゲットですよね
そのタコを燻製にしてひと味違った美味しさを長く楽しもう!
スーパーなどで買ってきた茹でタコでも美味しくできますから是非挑戦してみましょう
燻製は簡単にできる
燻製(スモーク)ってそれなりの専用器具が必要なんじゃないの?って方も多いと思いますが、燻製器具って実は家庭にあるものに少しだけホームセンターで買い足すだけで超簡単にできるのです
早い話、煙を発生させる木とそれを入れる器、煙を閉じ込める箱、そして材料と少しの調味料!これだけなんです。
タコの燻製作り方
それでは早速作っていきましょう
とりあえずは先にタコの燻製の作り方を紹介してから燻製器具の紹介をしていきます
塩 (生タコなら下処理用に少し多めが必要)
マジックソルト(ガーリック)
マジックソルトをまぶす
キッチンペーパーで水気を拭き取りマジックソルト(ガーリック)を少し多めにまんべんなく振って、ひと晩冷蔵庫で寝かせます
タコの燻製にはニンニクがよく合うのでマジックソルトもガーリックタイプにしました。
燻製を作る時にソミュール液などに漬け込む方法などありますがこのマジックソルトを振りかけるだけでも良い感じで風味付けができますから楽で良いですよ
ニンニク臭が充満するのでラップに包んで冷蔵庫です
塩抜き
6~8時間程度寝かせてから水を入れたボールに30分程漬け置き塩を抜きます
身に風味は付いているので周りのハーブなどが取れてもまあ大丈夫です
身を少し切って味見をしてちょっと薄味かな?ってくらいがちょうどいいですが、その辺はお好みで酒のアテなら少し塩が効いていても良いかもしれませんね
適当に切ってからペーパーで水気を取ります
薄く感じたらここでマジックソルトを少し振りかけておくと良いでしょう
乾燥
このまま風にあてて乾燥させても良いですが暑い季節だと衛生的にも気になるので冷蔵庫で水分を抜きました。
燻製は魚でも同じですが水分を取らないと煙がうまく乗ってくれません。
ザルでなら3~4時間くらい冷蔵庫で放置しておくと良い感じで乾燥してると思いますが僕はそんなに待てないのでピチットシートに包んで強制的に脱水ですw(冷蔵庫で約1時間)
このピチットシートは魚の水分と臭みを取ってくれる魔法のシートです
これだと1時間もすれば適度に水分が取れてます
タイなどの白身魚でもよく使ってますがかなり旨味が増しますので1本あると何かと重宝しますよ!これはオススメです
タコの場合魚ほど水分が出ないのですが、それでも旨味が凝縮してるように思います
燻す
タコの下ごしらえができましたので燻していきましょう
クルミのスモークウッドを使いました
クルミはクセが少なくてオールマイティに使えるのでお勧めです
約1時間30分ほど燻しました
スモークウッドのブロックがちょうどそれくらいで燃え尽きるようになってます
ちなみに外気温は約22℃ほどで風が強い日でした
燻製器内は40℃くらいでしょうかね
すんごく美味しくて保存もきくのでオススメですよ!
燻製器具を自分で作ろう!
金網(バーベキュー用ので良い)
使い捨てのアルミ皿(使わなくなったフライパンなどでも可)
ツナ缶サイズの空き缶
スモークウッド
バーナー
段ボールの上部に切り込みを入れてバーベキューコンロ用の金網を挟んでます
この金網に合わせて段ボールのサイズを選びましたらペットボトル用のものがベストサイズでした
上部の2か所の穴は通気口、煙を閉じ込めるのですが密封するんじゃなく、上に抜けて煙が通るようにすると良いですよ
この段ボールは壊れるまで再利用しますw
上を開ければこんな感じ
段ボールの底は開けたままで、フライパン(アルミ皿など)にスモークウッドを入れたら上からかぶせる形になってます
使わなくなったフライパンの中にツナ缶を口が開いてる方を上にして置き、その上にウッドを置いて燻します
下からの冷気でウッドの火が消えるのでそれを防ぐ目的です
こうして宙に浮かせた状態のが安定して最後まで煙が出てくれます
ウッドにはバーナーを使って火をつけると楽にできます。ガスコンロでも良いっちゃ良いのですがこれのが実用的です
全体が真っ黒になるまで火であぶりましょう
ウッドの大きさで可燃時間が変わりますがこちらの製品だと1ブロックが1時間~1時間半くらいで消えるので使い勝手が良いです
1パックで3ブロック入ってます
まとめ
燻製は簡単にできますから是非挑戦してみてください
一度やってみるとハマってしまって他の食材でも作りたくなってきますよ
塩加減や燻時間なども慣れてくると自分好みに調整して同じ食材でも違った味を作れるようになります
ただここで注意ですが煙がたくさん出ますし、匂いも普通の煙よりかなり強いものです
近隣の迷惑にならないよう配慮をお願いします